日本の世界遺産は25件
2024年現在、 日本には、文化遺産20件、自然遺産5件、合計25件の世界遺産があります。
これまでに行った場所の記事は、少しずつ写真や文章を増やし情報を進化させている途中です。
世界遺産、全部行ったら海賊王!
日本の世界文化遺産20件
1.琉球王国のグスク及び関連遺産群
沖縄に残る琉球王国時代の9つの遺構が世界遺産。当時の中国や日本の影響を受けつつ独自に発展した琉球の文化や技術が魅力です。
9つ全て訪問可能ですが、首里城は2019年10月31日に焼失… 2026年の復元を目指し、現在は「見せる復興」として、仮設デッキから復興の様子が一般公開されています。
再建してから行くのか、再建中に行くのか、どちらもありです。
2019年10月31日 衝撃的なニュースが入ってきました… 首里城焼失…!! 琉球新報によると、首里城の正殿、北殿、南殿…
2.厳島神社
広島県にある世界遺産で、日本三景の一つでもある絶景中の絶景。海の上に佇む社殿群は、世界でも類を見ない極めて珍しい建造物です。
聖域の山、弥山(みせん)や瀬戸内海の自然環境と見事に融合した現存する数少ない平安~鎌倉時代の宗教建築です。
潮が引くと鳥居の中もくぐれます。外国人に人気の観光地でも常に上位を維持。電車とフェリーですぐ行けます。
日本の絶景中の絶景、「日本三景」の一つで、世界遺産! 外国人が訪れたい日本の名所ランキングでも常に上位なのが…広島県にあ…
3.原爆ドーム
世界に通用する「ヒロシマ」と長崎。現代人類史上、初めて使用された核兵器である原子爆弾の被爆地です。
灰塵と化した当時の広島で、唯一倒壊を免れた奇跡の建造物は、今も立ち続ける世界平和を目指す活動の記念碑です。
他に例を見ない奇跡の建造物は、平和の象徴として人類の遺産となっています。
数ある世界遺産の中でも、唯一核兵器に滅ぼされた証の建造物が、通称「原爆ドーム」。アメリカの反対を覆し、世界遺産にしたのは…
4.姫路城
兵庫県姫路市にある、日本唯一の城の世界遺産。日本最初の世界遺産の一つです。
国内最大規模の城塞建築で、その美しさ、完成度の高さも最高水準と評されています。
世界的にも珍しい木造城郭建築の中でも、最も保存状態が良い日本が誇る城の中の城。最上階からの眺めは絶景。
姫路城は、兵庫県姫路市にある城で、江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存する「現存十二天守」の一つ。 国宝…
5.富岡製糸場と絹産業遺産群
群馬県富岡市にある、明治政府が設立した官営の器械製糸場。1987年に操業を停止してその歴史に幕を降ろしました。
設立当時は製糸場としては世界最大規模で、1920年代に、日本が世界一の生糸輸出国になることに貢献しました。
世界の絹産業を支え、有名アパレルブランドの躍進を支えたことはもっと世に知られるべきです。
日本の近代産業遺産としては初の世界遺産登録。その後、近代産業遺産への注目が高まりました。
2019年に映画「跳んで埼玉」で有名になった埼玉県に世界遺産はありません。しかし、群馬県には世界遺産がある! 明治時代、…
日本国内の世界遺産は、電車や新幹線で行きやすいところが多いです
6.日光の社寺
栃木県日光市、日光山周辺にある二社一寺に属する103棟の建造物。
東照宮だけが注目されがちだが、二荒山神社、輪王寺も含めた社寺の集合体と周囲の自然環境によって作り出される景観は、まさに豪華で神秘的な佇まい。
世界的に有名な日本を代表する建造物の宝庫で、徳川将軍家の聖地です。
東照宮とは 東照宮とは、東照大権現(徳川家康)を祀る神社です。 家康は死後に神と同等に崇められる存在となり、その「東照大…
7.石見銀山遺跡とその文化的景観
島根県にある銀の王国は、最盛期の江戸時代前期に世界の銀の3分の1を算出し、世界経済を動かしました。
銀山だけでなく、街道や港、植林による自然環境の保護など、トータルの産業システムがそのまま残されている産業遺産としても貴重な存在。
鉱山開発と自然環境の融合が認められた「文化的景観」である。
※日本の文化的景観は、「岩見銀山」と「紀伊山地の霊場と参詣道」のみ。
アジア初の産業遺産である「石見銀山」は、文化的景観も認められている世界屈指の銀山でした。 戦国時代後期~江戸時代前期の最…
8.ル・コルビュジエの建築作品-近代建築への顕著な貢献-
20世紀の世界三大建築家の一人である「ル・コルビュジエ」の作品群。日本は唯一、東京上野にある国立西洋美術館本館が含まれる。
フランスやスイスなど、世界7ヶ国17資産に残る建築群が対象。
大陸を跨ぐ初の世界遺産登録(トランス・コンチネンタル・サイト)
世界三大建築家の一人「ル・コルビジュエ」の作品群は、2016年に世界初の「トランス・コンチネンタル・サイト」として認定さ…
9.「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
福岡県宗像市にある日本国内屈指の秘境。約8万点の出土品が全て国宝に指定され、島全体が御神体とされ、今も一般の立ち入りを制限している。
4~9世紀に、海上の安全を願う古代祭祀の変遷を示す遺跡が,ほぼ手つかずの状態で現代まで残されており、歴史資料としても超一級。
沖津宮,中津宮,辺津宮の総称「宗像大社」そして、その信仰の中心である古代豪族宗像氏の墳墓群が構成資産。
2017年7月、「第41回世界遺産委員会」で、福岡県の『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録決定!国内21…
10.古都奈良の文化財
710年、平城京遷都。京都の前に都であったのが奈良。
独自に発展した、高度な木造建築の仏教建造物群や、藤原氏の氏神を祀る春日大社、聖域である春日山原始林も含まれる。
古代の都「奈良」の代表的な建造物群に、春日山原始林を加えた8件の構成資産を持つのが、古都奈良の文化財。 古都京都に行く前…
11.法隆寺地域の仏教建造物
奈良県にある、現存する世界最古の木造建造物として有名な法隆寺。
日本最初の世界遺産の一つで、法隆寺に属する47棟と、法起寺三重塔で構成される。
古都奈良の文化財が集まる奈良市から、車で約30分程行くと「法隆寺」です。 世界遺産「古都奈良の文化財」とは別で、しかも日…
12.古都京都の文化財
日本の各時代の建築様式や、庭園様式の代表にふさわしい寺、神社、城から構成される計17の遺産群。
千年以上、都であった歴史を持ち、今なお発展している日本を代表する世界的な観光地で、日本の歴史や伝統を感じる場所です。
京都は、数百年にわたり歴代の皇族や武士の中心地であり、美しい寺院や神社、伝統的な茶室などが点在します。
歴史の中で息づく風情や、和の美しさに触れることで、新たな発見や感動が得られます。
「そうだ、京都に行こう!」と決めたのは、オーストラリアの世界遺産ウルルに行った時でした。 ウルルの夜明けを見に行き、そこ…
13.明治日本の産業革命遺産 〜製鉄・製鋼、造船、石炭産業
富岡製糸場に続く、明治時代の近代産業遺産で、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口、岩手、静岡の8県にまたがる構成資産23件のシリアル・ノミネーション。
世界最速で近代化を遂げた、日本の産業革命の歴史を伝える貴重な遺産群。炭鉱や製鉄所、造船所など、産業の発展に欠かせない施設が保存されています。
訪れると、明治時代の産業革命の息吹やその背景に触れ、日本の現代の発展につながる歴史をきっと感じるはずです。
世界遺産、全部行ったら海賊王! 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(Sites of Japan’s…
14.長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
江戸~明治時代初期の250年以上も続いたキリスト教禁教政策の下、潜伏して信仰を伝えた信者の歴史遺産。
秘密の信仰を守りながら、独自の信仰と文化を築いた潜伏キリシタンの物語が息づく場所です。
洞窟や隠れ家、秘密の聖地など、その歴史と美しさに触れると、彼らの信仰と苦難を理解し、多くのことを考えさせられます。
2018年の今年認定された最新世界遺産です。※シリアル・ノミネーション・サイトです。関連遺産を「潜伏キリシタン」に絞って…
15.白川郷・五箇山の合掌造り集落
白川郷(岐阜県白川村の萩町)と五箇山(富山県南砺市)の相倉と菅沼にある合掌造りの集落が世界遺産。
独特の特徴を持つ重要な建築物群として高い価値があり、外国人観光客も多い人気の観光地。
冬の絶景は格別です。
合掌造りの家々は、四季折々の景色と調和し、時がゆっくりと流れる様子を感じさせます。
豊かな歴史と文化が息づくこの地では、伝統的な暮らしや地元の人々の温かさにも触れることができます。
16.紀伊山地の霊場と参詣道
和歌山、奈良、三重の三県にまたがる紀伊山地の霊場「吉野・大峰」「熊野三山」「高野山」とそれぞれを結ぶ「参詣道」で構成される。
スペインとフランスの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」と同様、珍しい道の世界遺産。
山岳信仰の聖地として、自然環境ともうまく共存しているので、日本ではじめて文化的景観が認められた。
17平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
平安時代末期、奥州藤原氏三代によって生み出された「浄土思想」の宇宙観に基づく「現世の仏国土(浄土)」の実現が、岩手県平泉にある寺院と景観。
4つの寺院と金鶏山の5つで構成。仏教と神道の文化が融合した独特の景観を持ち、有名な中尊寺金色堂があります。
また、平泉には数々の仏教寺院や庭園が点在し、美しい自然と歴史的な建造物が調和した風景が特徴です。
18.富士山-信仰の対象と芸術の源泉(山梨県、静岡県)
間違いやすい人が多いのが、富士山。自然遺産ではなく、文化遺産。富士山域を中心に25の構成資産を持つ。
日本を代表する山であり、日本文化や芸術の重要なモチーフとしても別格の存在感を誇る。
日本最高の世界遺産ーここは山頂まで登山してみましょう。
19. 百舌鳥・古市古墳群 (大阪府)
大阪にある世界最大級の墳墓「仁徳天皇陵古墳」(大山(だいせん)古墳)を含む「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」が、2019年に登録。
大阪府では初の登録で、天皇や皇族の墓として宮内庁が管理する「陵墓」の登録としても、今回が初。
アゼルバイジャンの首都、バクーで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日、世界最大級の墳墓である…
20.北海道・北東北の縄文遺跡群
縄文時代の遺跡です。
徐々にブームが巻き起こっている縄文時代。北海道・北東北の縄文遺跡群は、日本史上最古の文化を垣間見る貴重な場所です。
縄文時代の人々が残した遺跡は、その生活や信仰を知る貴重な窓であり、驚異的な技術や美しい装飾品が発見されています。
縄文遺跡は自然との調和を感じさせ、先人の知恵と暮らしを想像させます。
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日本の世界自然遺産5件
1.屋久島(鹿児島県)
屋久島は、豊かな自然や独自の生態系が特徴の世界遺産です。
最適な訪問時期は春から秋で、特に4月から6月や10月から11月がおすすめです。
この時期は気候が穏やかで、植物や動物の生態を楽しめます。トレッキングや温泉、海水浴などのアクティビティも楽しめます。
屋久島は亜熱帯気候で、年間を通じて温暖で湿潤な気候が特徴です。
降水量が多く、年間平均降水量は3000mm以上に達します。梅雨時期には豪雨が頻発し、植物の繁茂や美しい渓谷を形成します。
ここは2003年に訪問済みですが、縄文杉には行けなかったし、いい写真もないので、再訪します。
2.白神山地(青森県)
白神山地は、青森県と秋田県にまたがる神秘的な山岳地帯で、自然の息づかいを感じさせます。
樹齢数百年の神秘的なブナ林、清流や滝が点在する美しい景観、そしてその多様な生態系は、訪れる者を圧倒します。
四季折々の表情を見せるこの地は、特に秋の紅葉が有名で、美しい色彩に彩られた景観は心を打ちます。また、山間には数々のハイキングコースがあり、自然と一体となったアクティビティを楽しむことができます。
白神山地は、自然愛好家や冒険心旺盛な旅行者にとって、心洗われる場所です。
3.知床(北海道)
大自然の息吹が感じられる知床は、まさに北海道の宝石。雄大な羅臼岳や奇岩絶壁、清流が織りなす壮麗な景観は、絶景の連続。
季節ごとに変化する豊かな表情が訪れる人々を魅了します。特に冬の知床は、雪化粧した風景が幻想的で、冬の絶景を求める旅行者にとって格別の魅力があります。
野生生物の観察も楽しめ、自然愛好家や冒険家にとって夢のような場所です。知床への旅は、自然の神秘に触れる贅沢な体験が待っているでしょう。
行くのは冬の流氷の時期がベストですが、他の季節も魅力的です。
4.小笠原諸島(東京都)
5.奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
未訪問は残り11件。しかし…
8.ル・コルビュジエの建築作品は日本以外に16箇所あります。
13.明治日本の産業革命遺産は残り約半分。
14.長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産も残り約半分。
これらもまだ残っています。
ここ最近は、毎年新たな世界遺産が日本に誕生しているので、まだまだ少しずつ増えていきそうです。
世界にはあと1000以上残ってますが…
to be continued…
迷わず行けよ、行けばわかるさ、日本列島