【世界遺産32-1】長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産1(長崎県・熊本県)

世界遺産、全部行ったら海賊王!

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region)
2018年登録

2018年10月2日~

2018年の今年認定された最新世界遺産です。※シリアル・ノミネーション・サイトです。
関連遺産を「潜伏キリシタン」に絞って、ようやく登録決定となりました。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産12件
  1. 外海の大野集落(そとめのおおのしゅうらく)<長崎市>
  2. 外海の出津集落(そとめのしつしゅうらく)<長崎市>
  3. 大浦天主堂<長崎市>
  4. 原城跡<南島原市>
  5. 平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)<平戸市>
  6. 平戸の聖地と集落(中江ノ島)<平戸市>※無人島
  7. 黒島の集落<佐世保市>
  8. 野崎島の集落跡<五島市>
  9. 頭ケ島の集落<五島市>
  10. 奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)<五島市>
  11. 久賀島の集落<五島市>
  12. 天草の﨑津集落<熊本県天草市>

6.平戸の聖地と集落(中江ノ島)は、禁教時代初期に平戸藩によるキリシタンの処刑が行われた記録が残る無人島なので、行き方が不明というか、多分行けません。

7~11.は、離島にあるので、フェリーで行かないと行けません。なかなか全部行くのは大変そうです。総数は京都より少ないが、車だけで行けないのか…

しかし、「明治日本の産業革命遺産(2015年登録)」が、長崎に8件もあるので、同時に行ってみました。ということは、世界遺産、結構多いな長崎…

1日目

1.外海(そとめ)の大野集落

前日は佐世保に泊まり、朝、佐世保から約50km、外海にやってきました。有料道路の西海パールラインを通って行く途中、写真を撮りたくなる景色がいくつもありました。

久々の長崎、というかまともに来たのは大学時代以来なので、21世紀になってからは初めてです。出津(しつ)集落の「外海歴史民俗資料館」に行こうとしてましたが、通り道に大野集落を見つけたので、大野が先になりました。

大野教会堂
中には入れません。ここで地図や資料をゲット。寄付をして次に向かいましたが、この教会堂をはじめ、教会なのに屋根が瓦という面白い造りの建物をたくさん見ることができます。

辻神社
禁教期の記録にもある神社で、「潜伏キリシタン」の信仰を重ねていました。ここはGoogle Mapにも出ないし、地図でも道がわかりにくいので、たどり着けませんでした。

迷っていると年輩の方の団体がいたので教えてもらい、ようやくたどり着きました。途中、蜘蛛の巣だらけなので、棒を拾って蜘蛛の巣を壊しながら行きました。ごめんね、スパイダー。

年輩の団体と少し談笑すると、一人が昔ボクシングをしていたと言ってワンツーを打ってきました。多分70歳はとっくに超えているのに、いい動きでした。パンチングミットを持って行けばよかった…

角力灘の夕日が湘南の夕日並みに美しいという情報もゲット!

角力灘(世界遺産とは関係なし)

石積集落景観

門神社

大野神社

2.外海の出津集落

長崎市外海歴史民俗資料館(有料)
ここに来れば、この世界遺産に関する歴史、世界遺産登録への経緯などがよくわかります。長崎には、来る前日に突然行こうと思い立ち、よくわからずに来ましたが、知れば知るほど興味深いです。

ここに教科書で見た「踏み絵」もありました。本物です。教科書の写真や文字だけでは伝わらない本物の遺品の数々…江戸時代の凄まじい迫害や弾圧の中で、キリシタンは潜伏したり、改宗したり、殉教したりしていたのです…

出津集落のビューポイント(道の駅夕陽が丘そとめ)

お腹が空いたので、いったんこの道の駅で昼食。ここからの海の眺めもとにかく素晴らしいの一言。世界遺産があるから来たわけですが、長崎にはすばらしい「景観」がこんなにもあるとは知りませんでした。

出津教会堂
1882年にド・ロ神父が集落の中心部にこの教会堂を建て、キリシタンの潜伏の時代が終わりました。この出津集落での最重要人物が、この「マルコ・マリ・ド・ロ神父」です。

彼がいなければ、この集落は滅んでいたかもしれません…その理由は…来ればわかります。Come on !

ド・ロ神父記念館

旧出津救助院

稲佐山の夜景(ふくの湯より)
佐世保のゲストハウスのオーナーが、長崎のことをいろいろ教えてくれました。この稲佐山の夜景は、なんと「世界三大夜景」の一つだそうです。

展望台からの夜景で、一眼レフだとさらに美しいはずです。iPhoneは夜景撮影には向いてません。

2日目

「長崎~」の3.大浦天主堂と、「明治~」の6.旧グラバー住宅は隣合わせなので、まずは大浦天主堂へ。この世界遺産群の中心とも言えます。

3.大浦天主堂(国宝・1864年完成)

超快晴だが、逆光!

この日は外国人と小中学生が多かったです。教会内は撮影禁止ですが、外国人が写真を撮りまくってました。注意書きが小さいのと、監視の人などもいないので気づいてないのでしょう。

ここは、世界宗教史上の奇蹟と言われる「信徒発見」の場所です。

大浦天主堂キリシタン博物館
旧羅典神学校(国の重要文化財)※世界遺産ではありません

大浦天主堂キリシタン博物館
旧長崎大司教館(県の有形文化財)※世界遺産ではありません

2つの博物館で、キリシタンの弾圧の歴史がわかります。この世界遺産群は、「潜伏」キリシタン関連遺産なので、キリスト教伝来~禁教~信教の自由~現代の歴史を理解するとつながってきます。内容は膨大なので書ききれません。

キリスト教と言えば、カトリックの総本山がイタリアの「ヴァティカン市国」で、イタリア内に別国家として存在しています。そして世界で唯一、国全体が世界遺産になっています。

3日目

この日の朝は、前日予約していた「三菱長崎造船所資料館」にシャトルバスで向かいました。

その後、長崎駅から約50km、南島原にある「原城跡」へ。ここは教科書で必ず習う「島原の乱」の舞台です。天草四郎の名前はほとんどの人が聞いたことがあるはずです。しかし、教科書で読むのと、行って見るのは全然違います。

4.原城跡(国指定史跡)

天草四郎の墓

島原・天草の乱
日本の歴史上最大規模の一揆。一揆というより、もはや戦争、内戦です。キリスト教徒の百姓(女性、子供含む)37000人に対して、幕府軍は12万人以上。しかし、平定までに3ヶ月近くかかり、幕府軍の死傷者も8000人以上…

そして総大将の「天草四郎時貞」は、15歳…

教科書で年号と名前を憶えて試験で解いても何も残りませんが、実際に来ていろいろ知ったり感じたりすることで強烈に残ります。

帰る直前まで誰もいなかったので、ゆっくりじっくり見ることができました。この後は平戸に向かうつもりでしたが、途中通った小浜温泉が気になったので行ってみました。オバマ大統領時代に結構話題になってました。

オバマさんが大統領時代、オバママスクもよく被ってました。しかし、大統領の任期を終えた頃、マスクも破れてしまったので処分してしまいました。

オバマ大統領と言えば、2016年5月27日に原爆ドームに現職の米大統領として初めて来られました。しかし警備が厳重すぎて会えず…

海が見える温泉、最高でした!しかも貸し切り!

南島原から約30kmの小浜を通り、さらに90km、再び佐世保へ戻り初日と同じゲストハウスへ…しかし、同部屋の旅人のいびきがうるさくて眠れず…

4日目

5.平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)

佐世保からさらに50km、平戸へ向かいました。同じ長崎県内なのに100km以上離れてたり、離島だったり、想像以上に行くのが大変な世界遺産群です。

長崎サンセットロードを通り、平戸大橋を渡り、やってきました。「平戸の聖地と集落」はわかりにくいので、まずは案内所へ。

お坊さんの集団が来ていました。

春日集落ビューポイントより…この棚田の風景はフィリピンのコルディリェーラにそっくりです。

安満岳登山口から歩いて30分くらいです。

田平天主堂(国の重要文化財・1918年)
世界遺産の指定は受けてないですが、黒島と出津(外海)との関りが深いようで、行ってみました。

6.平戸の聖地と集落(中江ノ島)

関係者以外行けないので、島の写真のみ。

ようやく半分制覇です。離島と天草の﨑津集落は、また別に行って別ページにまとめます。しかし、長崎、本当にいい所でした。

迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産

to be continued…

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