イタ―リア!かつて大帝国があったこの地は、現在世界遺産王国として知られています。
世界遺産数は、イタリアが1位キープのままですが、2019年、ついに中国も55件になり並びました!イタリアと中国が、同数で、1位です。
最多世界遺産保有国イタリア

2018年夏、英会話留学から帰国後、イタリア政府観光局(ENIT)の知人を介して、情報収集し、訪問計画を立てていました。
目的地はイタリアの首都ローマ。古代ローマ帝国の遺跡が数多く残された、世界でもトップクラスの世界遺産だと思います。
一気に全部回るのは多すぎるので、一度帰国したりして何度かに分けないと、体と精神力が持たないでしょう。
世界遺産、全部行ったら海賊王!
ローマ帝国関連遺跡をこの目で見るために、2018年12月にイタリアを訪問し、ローマとティヴォリに半月滞在しました。
ローマ帝国上陸!
ローマと言えば、「ローマの休日」「ローマ字」「ローマは一日にして成らず」など、何かと耳にするワードです。
さて、初のイタリア上陸時には、福岡―上海―パリ―ローマ、という航空チケットで行きました。
パリの乗り換えで約7時間あったので、世界遺産「パリのセーヌ河岸」の一部を下見しておこうと計画。
フランスも初上陸なので、いろいろとシュミレーションしていましたが、ここで人生初のトラブルに…
詳しくは、
イタリア初上陸の時に訪れたもう一つの場所「ティヴォリ」は、ローマから約25km、電車で1時間くらいのところにある静かな町です。
ここには2つの世界遺産があります。

ローマには魅力的なところが多かったのですが、世界遺産に絞って3件訪問し、さらに当初の予定通り、「ヴァチカン市国」にもクリスマス当日に行けました。

ヴァチカン(バチカン)は「カトリック」の総本山であり、一つの国です。
本当は暖かい時に行くつもりでしたが、せっかくなので、クリスマスに行こうということで、12月の訪問となりました。
そしてイタリアの世界遺産、あまりにも多いのでナンバリングしました(変わることもあります)。
イタリアの世界遺産リスト
1~48、54、55が「文化遺産」、49~53が「自然遺産」です。「複合遺産」は今のところありません。
※2018年に54が、2019年に55が追加されました。
- ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂 ★クリア
- ティヴォリのエステ家別荘 ★クリア
- ヴィッラ・アドリアーナ (ティヴォリのハドリアヌス別荘) ★クリア
- フィレンツェ歴史地区
- ヴェネツィアとその潟
- ピサのドゥオモ広場
- サン・ジミニャーノ歴史地区
- マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園
- ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ
- シエーナ歴史地区
- ナポリ歴史地区
- クレスピ・ダッダ
- フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯
- カステル・デル・モンテ
- アルベロベッロのトゥルッリ
- ラヴェンナの初期キリスト教建築物群
- ピエンツァ市街の歴史地区
- カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの邸宅群
- サヴォイア王家の王宮群
- パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)
- ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島)
- モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカとグランデ広場
- ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域
- アマルフィ海岸
- アグリジェントの考古的地域
- ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
- スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ
- アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ
- ウルビーノ歴史地区
- パエストゥムとヴェーリアの考古遺跡群やパドゥーラのカルトゥジオ修道院を含むチレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園
- レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
- ヴェローナ市街
- アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群
- ヴァルカモニカの岩絵群
- ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々
- ピエモンテ州とロンバルディア州のサクリ・モンティ
- ヴァル・ドルチャ
- チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群
- シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡
- ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度
- レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(スイスと共有)
- マントヴァとサッビオネータ
- イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)
- アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群(ほか5か国と共有)
- トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群
- ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート
- パレルモのアラブ=ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂
- 16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール(ほか2か国と共有)
- エオリア諸島
- ドロミーティ
- サン・ジョルジョ山(スイスと共有)
- エトナ山
- カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(ほか11か国と共有)
- イヴレーア、20世紀の産業都市
- コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群
2019年登録:「 コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群 」(文化遺産)
ヴェネツィア(ベネチア)の北にある「コネリアーノ」と「ヴァルドッビアーデネ」は、共にイタリアワインの生産地として有名です。
「グレーラ種」というブドウから造られるスパークリングワイン「プロセッコ」が生産されています。
スパークリングワインは好きなので、これは飲んでみたい。それも現地で。ヴェネツィアの北だな…
2018年登録:「イヴレーア、20世紀の産業都市」(文化遺産)
イタリア、ピエモンテ州の「イヴレーア」は、ドーラ・バルテア川を挟んだ旧市街(ローマ時代~近世の街並み)と新市街(工場を中心とした産業都市)が登録されています。
1908年に設立されたオリベッティ社が、戦前のイタリアの産業と、戦後の復興の中心となり、その構成資産の多くは、20世紀を代表する工業都市モデルとして評価されました。
オリベッティ社と言えば、タイプライターで有名な会社です。アンティーク系の仕事をしている時によく扱いました。
残り52件になった…
イタリア語も少しずつ習得し、挨拶ぐらいはできるようになりましたが、だいぶ忘れています。
次に行く時は、もう少し話せるようになっておきましょう。おそらく次回訪問時には20件程一気に行く予定です。
初のイタリア訪問時には、イタリア政府観光局 ENITに大変お世話になりました。ありがとうございました。
迷わず行けよ、行けばわかるさ、イターリア!