世界遺産、全部行ったら海賊王!
オーストラリア、メルボルン、1880年と1888年に開催された「万国博覧会」の展示会場が「王立展示館とカールトン庭園」です。
多様な建材で、ビザンツ、ロマネスク、ルネサンスなど様々なヨーロッパの建築様式を融合したハイブリッド近代建築なのです。
王立展示館とカールトン庭園
(Royal Exhibition Building and Carlton Gardens)
2004年登録/2010年範囲変更
2018年6月19~21日
シドニー→ウルル→メルボルンへ。メルボルン空港から直行バスで中心部のサザンクロス駅へ向かいます。
空港を出るとすぐスカイバス乗り場とチケット売り場があり、37ドルの往復券を購入。3ヶ月有効です。
ここから「サザンクロス駅」までは、直通で約25分。
往復チケットを買えば、マイキー(専用カード)を購入する必要はありません。
Myki(マイキー)とは…
メルボルンの公共交通機関である電車、バス、トラム(路面電車)と、「ビクトリア州」の地方都市の電車とバスの一部で使えるリチャージ式の専用カードのことです。
バスの車内案内は、英語と中国語。メルボルンは中国なのか?と思うくらい中国人が多い…
今回は2泊3日で、駅と世界遺産「王立展示館」の中間くらいにあるバッパー(バックパッカー宿)にステイ。
シドニーで知り合ったオージーから、サッカーワールドカップの日本勝利!とオーストラリアNo.1のカフェ”Patricia Coffee Brewers”(パトリシアコーヒー)の情報が!
翌朝そのカフェに直行すると10坪ほどの立ち飲みカフェは、行列のできる店でした。
さすがはオーストラリアNo.1!もちろんコーヒーもvery good!
Patricia Coffee Brewers is a cafe in Melbourne, Australia. W…
メルボルン中心部を歩き回りましたが、カフェと中華料理屋だらけです。そしてカフェから歩いて約10分、世界遺産「王立展示館とカールトン庭園」に到着です。
Royal Exibition Building(王立展示館)
王立展示館は、1880年のメルボルン国際博覧会のために建設されました。その設計は、建築家ジョセフ・リード・シモンズによって行われ、その美しいスタイルは当時の世界中から注目されました。
博覧会では、芸術、工芸、工業、農業などの展示が行われ、多くの国からの品々が展示されました。その後、建物は数々のイベントや展示に利用され、メルボルンの象徴的な建造物の一つとして親しまれてきました。
王立展示館は、その歴史的価値と建築的な優美さから、2004年にオーストラリア初の世界文化遺産に登録されました。
Carlton Gardens(カールトン庭園)
しかし、日曜(この4日後)までメルボルン大学の試験のため、王立展示館の中には入れませんでした。なんと世界遺産が試験会場…
通常入る場合でも、14時からの「有料ガイドツアー」を隣のメルボルン博物館で申し込む必要があります。
※王立展示館に入りたい人は、スケジュールを確認してくることをおすすめします!
やはりウルルで運を使い果たしていたか…このためだけに来たようなものだったが…まあしょうがない。
というわけで、予定変更して隣の「メルボルン博物館」見学へ。
これが、期せずして面白い展示会に遭遇。やはり運がいい…いや、どっちやねん?
まずは南半球最大の博物館を見学です。と言っても東京国立博物館の方がでかいです。
メルボルン博物館
博物館1階
恐竜の化石、地球の歴史、アメジストや水晶の原石、宝石、化石、隕石、溶岩石、変質石、金属、ミネラル、石器、動物・昆虫の剥製、標本、本物の昆虫などなど。
さらには生物の進化、 アボリジニの文化、車、なぜかボクシンググラブとガウン、よくわからないアート、メルボルンの歴史と美術品、アンティークなどの展示物が…
2階はファッション、第一次世界大戦関連、進化論、DNA、脳科学、そして中庭には森、池、カルガモにウナギ…
この日は社会科見学であろう小中高生だらけでした。制服がハリーポッターっぽいのは英国系だからか。それにしても子供が美術館や博物館で走り回ってはしゃぐのは万国共通のようです。
Touch and feel your way through local history; give Phar Lap…
そしてB1Fに降り、期間限定の展示「ヴァイキング展」へ。なぜかオーストラリアにいるのに北欧の展示物を見るという…
スウェーデン歴史博物館の所蔵品です。
「ヴァイキング展」
「海賊王」になるためにヴァイキングのことも学んでおこうと思ったら、本でしか知らなかった本物のルーン文字や魔法の首飾り(1000年以上前のもの)がありました。
さらに「北欧神話」の世界観がCGで見れたり、北欧神話とキリスト教の融合、北欧の死生観、ケルト神話についても学べました。
もともと独学で北欧神話は研究しており、世界の神話の中でも最も好きなので、今回世界遺産の中には入れませんでしたが、これはこれで運がいい。
戦いの神「オーディン」の槍グングニルや、雷神「ソール」のハンマーを模したミニチュアアクセサリー、ヴァルハラ宮の絵描かれた石版、英雄「シグルド」の魔剣グラム、「ミズカルズ蛇」の絵描かれた巨大ルーンストーンなどなどを堪能できました。
「ファイナルファンタジー」などのRPGは、北欧神話の影響を多大に受けているので、それ好きの人にはおすすめだが、ここはメルボルン…、しかも期間限定…。
そして、出た後はアンケートに答えました。これも英語のレッスンです。そういえば、「コッカトゥー島」に行った時もアンケートに答えたような…
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王立展示館よりもメルボルン博物館がメインとなった一日でした。
そして翌日は超快晴だが、やはり冬のメルボルンは寒い。中国人の美容師に散髪してもらった後は、冬でも常夏のケアンズへGO !
世界遺産「タスマニア島」や「ウィランドラ湖群地域」に行く時、また世界一美しい道「グレートオーシャンロード」に行く時、メルボルンは再訪するであろう。
王立展示館がまた来いよということで、今回入れなかったということにしておきましょう。
See you again.
迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産