世界遺産 全部行ったら 海賊王!

カンボジアの世界遺産4件 クメール文明の壮大な世界

カンボジアの世界遺産は、2024年現在は4件あります。

2019年には3件だったので、3件とも制覇。その後、「コーケー遺跡群」が2023年に4件目として登録。

コーケーにはすでに2019年に訪問しているので、4件とも制覇!

世界遺産、全部行ったら海賊王!

2019年5月に、30年ちょっと続いた「平成」が終わり、元号が「令和」へ…

令和のスタートは「カンボジア」

2018年のセブ島留学でお世話になった方に「日本刀(模造刀)」をプレゼントする約束をしたので、2019年6月末に、セブ島を再訪。

その後、セブ島から東南アジアのどこに行くのか決めていた時に、当初はインドネシア、シンガポール、タイを考えていました。

しかし、行きやすさなどから検討しなおした結果、ベトナムかカンボジアに変更。

その後、コロナ禍を経て、2023年にベトナム訪問。

カンボジア Cambodia
2019年は幸先よく世界遺産アカデミーの卓上カレンダーをゲッツ!

カンボジアに行くとなると、まずは世界的に有名なあの遺跡へ…

「アンコール・ワット!」

そしてこれまた偶然にも、たまたまBOOK OFFで本を見ていたら、ちょうど「地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア」があるではないか…

さらに知人とそういう話をしたら、その人はゴールデン・ウィークにタイとカンボジアに行くというではないか!

そう、ちょうどこの記事を書き始めた5月3日に、その知人はアンコール・ワットに行っているのです。

これは、もうカンボジアに行くしかない…だいたいそういう流れで訪問地は決まっていくのです。

しかし、7月の猛暑にカンボジアに行くのは…まあ暑さには強い方なので、頑張るしかないでしょう。

セブ(フィリピン)→バンコク(タイ)→シェムリアップ(カンボジア)の旅です。

カンボジアが世界遺産を全制覇した最初の国となりました…が、また増えるかも??

Three World Heritage Sites in Cambodia

まだ「世界遺産」についてよく知らないとき、アンコール・ワットはタイにあると思っていました。

タイではなく、カンボジアだと知った時も、カンボジアという国のことはよく知りませんでした。

内戦のニュースは度々聞いていましたが、他に知っていることは…

猫ひろし!

猫ひろしには、2008年頃に某イベントで会いましたが、本当に芸能人か?というくらい芸がなかったものです。

それがなんと、2016年「リオデジャネイロ・オリンピック」のマラソンのカンボジア代表!

オリンピック代表というのがどれぐらい凄いのか、 スポーツをやっていてもやっていなくてもわかると思います。

すごいぞ、猫ひろし!マラソン頑張れ、猫ひろし!ラッセラーラッセラー、猫ひろし!猫ひろし!ニャー!!

カンボジア入国には「ビザ」が必要!

ネットでも取れますが、「偽サイト」もかなりあるようなので、良く調べないといけません。

↓正規サイトです

最初気づかずに、検索の上位に出たサイトで、そのまま申し込みしようとしました。

ところが、費用が9600円とのことで、そんなにかかるはずがないと気づき、やめたのです。

こんなこと、本当に知っているか知らないか、または信じるか信じないかです。

親切な方がいろいろ載せているので、Googleばいいだけですが、それが真実かどうかの見極めは自分でやるしかないです。

カンボジアの世界遺産

1.アンコールの遺跡群(1992年登録)

世界遺産登録エリアは約400㎢で、そこに含まれる遺跡は全て世界遺産です。

アンコール・ワット

世界遺産マン道【 The Way of the World Heritage Man 】

19世紀中頃、フランス人の博物学者「アンリ・ムオ」が、ジャングルの奥地で発見した遺跡が、数百年以上も密林の中に放置された…

アンコール・トム

カンボジアの世界遺産バイヨン
世界遺産アンコール・トムの中心バイヨン寺院
カンボジアの世界遺産バイヨン寺院
バイヨン寺院を作ったのはジャヤヴァルマン7世、アンコール王朝の黄金時代を築く
バイヨン寺院
この顔は王の顔
世界遺産の印が日本語で
日本語で書いてあるではないか!

タ・ケウ

カンボジアの世界遺産タ・ケウ
タ・ケウはジャヤヴァルマン5世王の急死のため未完成で放置
タ・ケウ
彫刻がなく、石を積み上げたピラミッド

タ・プローム

カンボジアの世界遺産タ・プローム
有名なタ・プローム
タ・プロームといえば遺跡に絡まる木
タ・プロームといえば遺跡に絡まる木
タ・プロームもアンコール遺跡群
廃墟マニア必見!
映画トゥーム・レイダーの舞台タ・プローム
映画トゥーム・レイダーの舞台タ・プローム

2.プレアヴィヒア寺院 (2008年登録)

世界遺産マン道【 The Way of the World Heritage Man 】

クメール語で「神聖な寺院」 を表す 「プレアヴィヒア」。 海抜625m、 ダンレク山地の断崖の頂上にあり、「アンコール・…

3.サンボー・プレイ・クック (2017年登録)

世界遺産マン道【 The Way of the World Heritage Man 】

カンボジアの世界遺産 「サンボープレイクック」 は、アンコール王朝より数百年前に起こった古代国家「真臘(しんろう)」の遺…

サンボー・プレイ・クック…全く知りませんでしたが、アンコール遺跡のさらに前、7世紀前半の遺跡らしいです。

玄奘(三蔵法師)の旅の見聞録である「大唐西域記(646年)」の中にも出ていると言われています。

大唐西域記は、あの「西遊記」のモデルです。西遊記は16世紀の伝奇小説なので、ファンタジーです。

昭和時代に見たドラマ「西遊記」の夏目雅子は本当に美しかった…「悟空!」

7世紀前半の遺跡…と言えば、あの「法隆寺(607年創建)」に匹敵する古さです。

やるなカンボジア

4.コーケー遺跡群 (2023年登録)

ローマ訪問(2018年12月)の時もそうでしたが、まずは「地球の歩き方 カンボジア」を入手して徹底的に調べます。

現代はWebでも多くの情報が得られますが、地球の歩き方を推奨します。

カンボジアの4件の世界遺産は、「シェムリアップ」という町を拠点にして行けます。

アンコール・ワットはシェムリアップのすぐ近く。

残る3件はそれぞれシェムリアップから100kmくらいの所にあります。

最初、「シェリムアップかと思ったら、「シェムリアップ」でした。

この3つに行くだけであれば、1週間もあれば全部行けそうです。しかし、カンボジアニアは、他にも「アンコール・トム」や「バンテアイ・スレイ」などの有名遺跡もあります。

「アンコール・ワット」単体ではなく、「アンコール遺跡群」としての登録なので、そのエリアは400㎢、遺跡数は数百…アンコール・ワットはその中の最大の寺院です。

しかし、時間に限りもあるので、アンコール遺跡のアンコール・ワット以外の遺跡は、行けるだけ行くしかないようです。

そして体力勝負、カンボジアは東南アジアなので、熱中症には厳重注意が必要です。

「プレアビヒア」…世界遺産大事典ではこの表記ですが、地球の歩き方では「プリアヴィヘア」となっています…これだからカタカナは面倒くさい…

英語表記なら、Temple of Preah Vihear です。

ここでは、Wikipediaの「プレアヴィヒア」で統一します。微妙に混ざっとる…

「天空の寺院」とも呼ばれていますが、クメール語では「神聖な寺院」を意味するようです。

冒険心をくすぐる遺跡ですが、カンボジアに隣接するタイ王国とのいざこざがある、いわくつきの場所でもあります。

プレアヴィヒア寺院は、タイとカンボジアの国境線上にあるため、長年領有権問題があり、1962年にカンボジア領となったものの、2008年の登録時には、国境問題が再燃し、死者を出す戦闘になったようです。

現在(2019年)、タイは軍事独裁政権となっているため、 プレアヴィヒア寺院に行く時は、油断は禁物です。

※国境付近の地雷は、意図的に撤去されていないそうなので、適当に歩き回ってはいけません。

「クメール文明」の遺跡とその歴史を知る上で、この「タイ王国」も深く関わっています。

1431年にクメール帝国の首都「アンコール・トム」を陥落させたのは、「アユタヤ王朝」です。

世界遺産マン道【 The Way of the World Heritage Man 】

東南アジアの国「タイ」。アジアで欧米の植民地にならなかったのは、実は日本とタイだけです。 そんなタイのことを知る第一歩と…

「インド神話」「ヒンドゥー教」「クメール文明」の関わりは、大好物なので、知れば知るほど面白いです。

アンコール遺跡に祀られているヒンドゥー教の三大神「ブラフマー」「ヴィシュヌ」「シヴァ」を拝見に行きましょう。

真夏に行く東南アジアの旅…ある世界遺産巡りの達人の本には、「夏にアンコール・ワットに行ってはいけない」と書いてあるようです。

うむ、ということは、観光客が少ないので、かえっていいんじゃないかと。

2015年の9月に、タイのアユタヤ遺跡に行った時は気温32℃、観光客もそれほど多くはなかったです。

さて、7月のカンボジアは、どうだったのか…?

カンボジアと合わせて、タイの「 スコータイとその周辺の歴史的都市群 」にも行こうと思いましたが、残るタイの4遺跡は、後に一気に回るとします。

カンボジア入りの前後に、タイ最大の市場「チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット」にも行ってきました。そのうち公開…

クメール語とタイ語の勉強をちょっとだけ、そして、カンボジアの歴史も学んでから訪れましょう。

よく聞く「ポル・ポト」が具体的に何をしたのか…第二次世界大戦後のインドシナ戦争、ベトナム戦争、1966年からの中国の文化大革命なども、カンボジアの歴史に大きく関わっています。

アンコールワットに行って、写真撮ってインスタ映え…でも平和でいいのですが、そこに至るまでには、凄まじい歴史があったということも理解しておくべきでしょう。

そして現在も未来へ繋がる歴史の一部なのです。

アプサラダンス人形
アプサラダンサーズのフィギュア

天女の舞とも呼ばれるカンボジアの伝統舞踊「アプサラダンス」。こちらも有名です。

アプサラス、アプサラ―とも呼ばれるインド神話の水の精アプサラは、乳海攪拌(天地創造)で生まれたとされています。

そして、カンボジア行きが決まった後に、現在潜伏中の福岡市にある「福岡市美術館」がリニューアルオープンしたというので行ってみました。

カンボジア Cambodia
カンボジアの織物

なんとそこには、カンボジアの儀礼布の名品「三界経図緯絣壁掛」が!

見事なカンボジアつながりだ!

カンボジア Cambodia
三界経図緯絣壁掛 解説

そして、あの方の作品も…これはカンボジアとは何の関係もありません。

福岡市美術館 草間彌生のかぼちゃ
草間彌生作  「ミュージアム・シティ・天神 ’94 Fukuoka, Japan」の出品作
草間彌生 かぼちゃのオブジェ
なんでも鑑定団にも小かぼちゃが登場!

福岡市美術館は、水と緑に恵まれた大濠公園の中にある、前川國男設計の美術館です。2019年にリニューアルオープンしました。…

迷わず行けよ、行けばわかるさ、カンボジア