海外に行くと、いろいろなトラブルに巻き込まれます…これまでに起こったトラブルをまとめました。「トラベル」に「トラブル」は付き物なのです。
世界遺産、全部行ったら海賊王!
多重乗り継ぎ編
2018年12月14~31日 「ローマ」に行った時の話です。
本編はこちら
2019年現在、数ある世界遺産の中でも、ダントツの存在感を誇るイタリアの首都「ローマ」。 半月の間、ローマに滞在し、ロー…
福岡→上海→パリ→ローマという2回乗り換えのチケットを予約していました。
まずはいきなり出発日12月13日の福岡空港で、システムのエラーからパリ→ローマのチケットが出てきませんでした。
その後、搭乗前には発券されたので、問題なく上海には着きました。
乗り換えまで8時間もあったので、上海見物をする予定でした。
しかし、空港職員に「遠いよ」「寒いよ」と止められ、実際、道に迷うと大変なのでやめました。
空港で時間をつぶして 8時間…
「12/14 00:10 上海発パリ行き」のエールフランスの便がトラブルのため20分遅延のアナウンス…そして待つ。
01:00 ポンプの修理に2時間かかると、さらにアナウンス…そして待つ。
03:30 重大なトラブルで修理ができず、申し訳ないが荷物を受け取ってホテルに行ってくれ、とアナウンス…
…それはまさかいわゆる「欠航」か!? なんてこったい…人生初の欠航です。
漫画「蒼天の拳」では、「北斗の拳」のケンシロウの父、霞拳志郎が、戦前の魔都と呼ばれた「上海」で闘っているだけあって、何が起こるかわからんぜ上海。
約500人の乗客が、一斉に入国手続きへ…私は上海→パリ→ローマの乗り継ぎだったので、別ルートで出国指示がありました。
予定外の業務で、上海浦東空港の出国審査係員もあくびをしながら手続きしていきます。しかし、怒鳴ったり、暴れたりする人は1人もいませんでした。
日本の列車の遅延などで、駅員に暴力をふるってニュースになるようなアホな人は、普通はいないのです。
そしてようやく朝6:00頃、荷物を受取り、中国に入国。
すると大量の中国人がタクシーの斡旋に…エールフランスにもらったプリントを見せると何人かは、外のバスと教えてくれ、外に出たらさらにタクシーの斡旋が。
外にいた奴はタチが悪く、バスだと言っているのに、バスは1時間に1本しかないからタクシーで、とつきまとい、近くにいた空港職員に聞いたら、このバスだと目の前のバスを教えてくれました。
※客引きの言うことを聞いてはいけない(万国共通)
バスに乗り、しばらく待ち、それから20分くらいしてホテルに到着。
そこはゴーストタウンにある高級ホテルといった感じで、周りはまだ建設中のホテルばかり…
ホテルの規模に対して、客が少なすぎ、お店やレストランもガラガラです。
しかし、おかげでこうした緊急事態にもちゃんと泊まれました。
同じ事態が日本の空港で起き、同日にその付近で嵐のコンサートでもあろうものなら、まずホテルは開いてないでしょう。適度な空室も必要な気がします。
ただ、今回は乗り換え滞在なのでSIMも買っておらず、ホテルのWi-Fiもセキュリティがないので、重要連絡ができません。中国…だし。
保険会社に国際電話しようとしても、客室の電話は使えず、フロントに言っても国際電話はできないとのこと。
セキュリティWi-Fiについて尋ねたら、「 セキュリティWi-Fi って何?」の返答…
大丈夫か?このホテル…フィリピンの激安バックパッカー宿にすら、セキュリティWi-Fiはあるぞ。
しかもエールフランスにも電話が繋がらないときて、どうしようもありません。
そこで、予備で持ってきていたiPhoneを初期化し、フリーWi-Fi専用機にし、メールだけ使いました。
中国でGoogleにはアクセスできませんが、Yahoo!Japanは使えました。
予約関係はヤフーメールでやっていたので、何とかなりました。
エールフランスからは、搭乗機についてのメールが来ていました。
ローマのホテルにも事情を伝えて2日キャンセルしましたが、この時点では上海→パリ行きしかわかりません。
そして翌日、送迎バスで上海空港へ。予想通り、チェックインで待たされます。
パリ→ローマのチケットが取れてないからです。
2018年12月に見つけたこのブルース・リーっぽい肖像…やはり無断使用のようです。
2019年12月に、ブルース・リーの娘シャノン・リーに訴えられています。
この会社は2004年から、このイメージキャラクターを看板に使いはじめたようですが、15年経ってようやく訴えられました。
恐らくシャノン・リーさんが、この記事を読んで気づいたのでしょう。
世界遺産マン道、いい仕事してますね👍
さて、待たされている間に、変な中国人がiPhoneXを600元で買わないかと話しかけてきました。
俺はNoと言える世界遺産マン。相手が悪かったな。
チケットの方は、やはりパリまでしか取れてませんでしたが、荷物はローマまで行くようです。
ローマ行きのチケットは、パリで聞いてくれとのことで、ギリギリで機内に乗り込み、Take off!!
さらば上海。
約12時間半のフライト後、ようやく花の都パリの「シャルル・ド・ゴール空港」へ到着。
フランス初上陸!気温は1℃!外は雨!
早速ローマ行きのチケットを探してもらいます。
当初予定していたパリ見物も当然中止です。
予約ではなく、今空いている便を探すのは相当面倒くさい問題のようで、受付も困ってました。
…最初の便が欠航になったので仕方がありません。
◉こういう事態を想定して、二泊分の着替えなどは、機内持込荷物に入れていて正解でした。
海外旅行保険も毎回入る前に考えますが、今回もフルサポートのブランにしていました。そしてついにトラブルが起きたのです。まあ、起きない方がいいが。
(しかし結局、この時余計にかかったお金が、保険で戻ることはなかった…)
パリに着いて2時間半、なんとかローマ行きのチケットが取れました。
パリから1時間半でローマへ。約32時間遅れでようやく「永遠の都ローマ」に到着!
そして予想通りというか何というか、預け荷物が行方不明に…
つづく…
ロスト・バゲッジ編
12月15日(土)32時間遅れでローマに着いた時は、夜11時を過ぎてました。
ホテルもキャンセルしていたので、泊まるところがありません。
フィウミチーノ空港付近にホテルがあるだろうと探したら、ヒルトンがありました。というか、ヒルトンしかない…というわけで、ヒルトンで一泊。
寝るだけなのに、今回の旅で最も高いホテルとなりました。
世界遺産マンは、ホテルには全然興味がないので、こういうことでもない限りいいホテルには泊まりません。たまにはいいと、プラス思考で。
2日分の着替えと「マスク」は機内に持ち込んでいたので、翌日から予定通りコロッセオへ。
ひげだらけなのは、ひげそりを預け荷物に入れていたため、剃れなかったからです。
何回電話しても、荷物はいつ来るかわからないというばかり。頭に来たので到着3日目の朝、再びフィウミチーノ空港へ。アリタリア航空の荷物係と話します。
欠航の影響で航空券が変わり、荷物タグもおかしくなっていたのに気づいたので、そのことを説明しても全く話を聞こうとしません。
そして、荷物はいつ来るのか?と聞いても、わからないの一点張り。
話にならないので、帰ろうとすると、遠くのバゲッジレーンに、置き去りにされている荷物を3つ見つけました。
まさかとは思うが念のため…と思って近づいてみると、なんとそのうちの1つがMy Baggageだったのです。
ちょうどその日の朝に来たようで、まさにグッドタイミングでした。そう、そして不運もここで終わり、ローマ滞在は素晴らしいものになるのであった。
まずはこれでようやくひげが剃れる…めでたし、めでたし。
そして、1つよくわかったことは…
※ダブルトランジットは、なるべくしてはいけない!
過払金請求編
2018年4月22日~6月28日 英会話留学+オーストラリア世界遺産巡り
オーストラリア滞在中、8週間は英会話留学だったので、シドニーに住んでいました。サーフィンで有名な「ボンダイ・ビーチ」の近くです。
そこでちょっとトラブルになったお金の話…事件性などはないし、相手が悪いわけではないので実名で書いています。
オーストラリアは、給料が高い国です。
英会話留学の若者の大半は「ワーキングホリデー」で来ているので、学校の後はアルバイトをしていましたが、私は道場やジムを探していました。
格闘技ジムに入会
いくつか候補があったのですが、「クラヴ・マガ」をやることに決めました。
クラヴ・マガについて、詳しくはWEBで…
入会金はなしで、一週間単位で50AU$(当時約4200円)だったので、1ヶ月だけ行くことにしました。
なかなかセレブな金額です。会費はクレジットカード引き落とし、手続きは全部iPadにて終了。
毎日はさすがにきついので、平均して週3回行きました。日本人はいなかったので、学校外での実践英会話も兼ねることができました。
ジムは、駅のすぐ近くで、学校からも徒歩10分以内、設備もきれいで、女性会員も多かったです。
練習システムもシンプルで、有酸素運動を多く取り入れ、飽きさせないプログラムを組んでいたので、いろいろと参考になりました。
空手やキックボクシング経験者もいましたが、大半は素人でした。
いつも練習中に力が入りまくって、すぐに息切れを起こす30代(推定)の男とはよく会ったので、「リラックスしろ」といつもアドバイスしていました。
そして1ヶ月が経ち、退会手続きへ。受付のフィリピン人がしきりにinstagramを勧めてくるので、アプリをダウンロードして、フォロー。
それからインスタグラマーとしての活動も始まったわけです。
Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your fr…
その他特に何も手続きしませんでしたが、退会は受付に話していたので、わかっているものだと思っていました。
その後、留学を終え、ウルル他へ行き、日本に帰国して2ヶ月くらい経ったある日、よくわからない引き落としが…??。
履歴を見ると2週間ごとに約8400円前後カードから引き落とされています。
これはまさかカード情報のハッキング!? どこかでやられたか?? それにしては引き落とし額が少ないが…
詳細を調べると、「クラヴ・マガ」とわかりました。
全然違う名前での引き落としだったので、しばらく気付かず、3か月分の月謝を過払いしていたのです。
すぐにシドニーのクラヴ ・マガ道場へ連絡。すると事務的に、では今退会しろ、と退会フォームが送られてきただけでした。
ここで退会したら、支払ったお金は戻ってこないのではないのか?と思い、唯一連絡先を知っていたオージーのジムメイトに連絡しました。
先述のいつも力んでいた男です。名前はL。最後のジェダイです。
退会手続きをしないと、返金できないようだから、まずは退会するように、とLから連絡が来たので、即座に退会。
Lは、日本に7回行ったことがあり、日本語も少しずつ勉強しているので、仲良くなりLINE交換していました。これがすごく役に立ちました。
※1人でも知り合いがいるとなんとかなる
フィリピン人の受付が、退会手続きをしていなかったのが原因ですが、instagramで連絡した時には、すでにその受付嬢は退職していました…クビになったか?
しばらくクラヴ ・マガとのやり取りが続きましたが、結局、オーストラリアの銀行口座がないと返金できないとのこと…
PaypalでもOKと言っていたので、Paypal情報を知らせましたが、何の返事もなく2ヶ月が経過。
当てにならないので、再度Lに尋ねると、彼が提案してきました。
いったんLのオーストラリアの銀行口座にクラヴ ・マガから振込んでもらい、それをLが海外送金の形で、こちらの日本の銀行口座に返金するということです。 文面の最後には…
I promise I will not run away with your money.(ネコババしないと約束する)
入会手続きをした時のiPadで、退会手続きを自分でやれば終わりだったらしいです。
当時の受付嬢は何の説明もしなかったので、やはりクビでしょう。
クラヴ・マガでの練習そのものは非常に有意義でした。
2018年6~8月の過払い金が、Lのおかげで返金されたのは、12月下旬。
…ちょうどローマに滞在している時でした。ありがとうL 。このご恩は忘れるまで忘れません…
Lの本業は弁護士でした。メルボルンに行った時に、オーストラリアNo.1のカフェ、Patricia Coffee Brewersを教えてくれたのも彼です。
世界遺産、全部行ったら海賊王! オーストラリア、メルボルン、1880年と1888年に開催された「万国博覧会」の展示会場が…
再度シドニーに行くときには、お礼に日本刀(模造刀)をプレゼントするつもりです。
または技を教えるとか。
※トラブルを乗り越えて、人は大人になっていくのです。
迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産