東南アジアの国「タイ」。アジアで欧米の植民地にならなかったのは、実は日本とタイだけです。
そんなタイのことを知る第一歩となりましたが、訪問は偶然であります。
世界遺産、全部行ったら海賊王!
アユタヤと周辺の歴史地区(Historic City of Ayutthaya)
1991年登録
2015年9月24日
2015年に始まった世界遺産制覇の旅。まずは、ロンドンの世界遺産4件制覇に向かいました。
その時、福岡からタイ航空で行ったので、ついでにタイの世界遺産「アユタヤ」にも行ってきました。
ついでと言っても、最初からそういうつもりでチケットを取ったのです。
たくさんの世界遺産に行くためのテクニックです。たまたまですが…
ロンドンからバンコク経由で福岡へ。帰りの便のスワンナプーム空港でのトランジットが約17時間。
これは行ける!と思い、空港から直通の電車でバンコク市内に行き、それから別の古い電車でアユタヤへ。
サンスクリット語で黄金の土地を意味するスワンナプーム空港からの電車、エアポートレイルリンクは、ロンドンの地下鉄のような感じでした。
乗っているのは、背が低いアジア人ばかりでしたが…そしてARLを降りて、乗り換えの電車の駅まで歩いていると…
なんとバンコクに、あのリラックマさんが!!
さすがは世界のリラックマさん。これでタイ人もごゆるりできますな。 めでたし、めでたし…
さて、タイの電車は、全部ではないでしょうが、30分以上遅れるのが当たり前のようでした。
しかも駅と駅の中間で止まって何十分も動かなかったり、日本だったら確実にワイドショーものです。
まあそれがタイクォリティーと思って、優雅にごゆるりと待ちましょう。リラックマのように。
電車内では子供やおばちゃんが、ジュースやら何だかよくわからない食べ物やらを売っています。のどかな風景です。
何を売っているのか興味はありましたが、タイ語なので何を言ってるのか全くわかりませんでした…
プラットフォームが低いので、線路に入り放題。過保護な日本とは大違いですが、自己責任で。
バンコク市内からアユタヤ駅までは、電車で1時間くらいです。
時間通りに来ても前の電車の可能性があるので、乗る前に駅員にアユタヤ行きか尋ねた方がいいです。
アユタヤ駅からは、レンタサイクルで「アユタヤ歴史公園」内にある「アユタヤ遺跡」へ。
気温は32度、超快晴!サイクリング日和!
カンボジアの世界遺産「アンコールワット」に比べると、そこまで広くないとはいえ、かなりの移動をしました。
19世紀中頃、フランス人の博物学者「アンリ・ムオ」が、ジャングルの奥地で発見した遺跡が、数百年以上も密林の中に放置された…
見どころは観光マップがあるので、簡単に行けますが、信号機がないところが多く、自転車での横断は相当危険を伴います。
1351年 – 1767年にアユタヤを中心に展開したタイ族による王朝。創設者はラーマーティボーディー1世(ウートーン王)。
15世紀にクメール人のアンコール朝を滅ぼし、スコータイ朝を併合。17世紀には最盛期を迎えるが、1767年、ビルマ軍の侵攻によって滅亡。
入口看板には日本語も!騒ぐマナー???…しかし、日本語は当然として、現地では英語もほとんど通じませんでした。
まあ、それでもなんとかなったわけだが…
むしろ片言の日本語をしゃべる人があちこちにいました。物売りとか、物売りとか、物売りが…
ワット・プラシーサンペット(タイ語: วัดพระศรีสรรเพชญ์)
アユタヤ王朝の3人の王の遺骨が納められています。
「ワット」とは、寺院のことです。1448年建立。アユタヤ遺跡内の見どころの一つです。
別の世界遺産遺跡「クメール(カンボジア)」や「スコータイ」の要素を融合した、アユタヤ独自の建築様式「プラ・プラーン様式」の寺院建築が、多く残っています。
ウィハーン・プラモンコンボーピット(タイ語: วิหารพระมงคลบพิตร)
礼拝堂が「ウィハーン」で、「プラモンコンボービット」が仏坐像です。
1956年にビルマ(現ミャンマー)の首相が来訪し、その寄附で同年にウィハーンが建立された そうです。
いい話じゃないですか。そう、争いは過去のことなのです。
この大仏は、500~600年前のものらしいですが、キンキラキンだと古さを感じません。
金箔は、1990~1992年に施されたようです。道理で新しく見えるわけだ。
プラモンコンボービットの高さは約13メートル、台座を含むと約17メートル。
タイ国内では屈指の大仏像です。大仏にみんなが集まるのは、万国共通でございます。
…日本の奈良の大仏に行くのは、この3年後のことです。
古代の都「奈良」の代表的な建造物群に、春日山原始林を加えた8件の構成資産を持つのが、古都奈良の文化財。 古都京都に行く前…
プラ・ブッダ・サイヤット(タイ語: พระพุทธรูปปางไสยาสน์)
ワット・ローカヤスターラーム(Wat Lokayasutharam、タイ語: วัดโลกยสุธาราม)という廃墟寺院にある涅槃仏。
全長は29m、材質は煉瓦と漆喰。1956年に復元。
ここではタイ人のおばちゃんが、日本語で線香とか花とかを売ってきます。
しつこいので、日本語で「いりません」と言うと、「イリマセン~イリマセン~」と言いながらどっかに行きました。
おばちゃんも稼がないかんから大変だろうけど、本当に買いたい人にきっちり売って下さい。
ワット・マハータート (タイ語: วัดมหาธาตุ)
この仏頭は、砂岩でできているようです。
低い位置にある仏頭なので、上から写真を撮らずに、カメラの位置を下げることが礼儀です。…この写真は同じくらいの高さか。
ワット・プララーム (タイ語: วัดพระราม)
ワット・ラーチャブーラナ(タイ語: วัดราชบูรณะ)
ここからの貴重な発掘品は、近くにある「チャオ・サーム・プラヤー国立博物館」に展示されているようです。
滞在中は知らなかったので、行ってません…
ここは、象園か…時間があれば乗りたかったが…
タイ人の中には日本の500円玉を見せて、片言の日本語で「ホンモノデスカ??」と聞く人もいました。
計3人に聞かれました。一応全部本物でしたが…流行っているのか??
ひたすら自転車で回ること約4時間。疲れた体に、ヤシの実ジュースが最高でした!
その後、時間がないので、食事もせずバンコク市内へ電車でUターン…
東南アジア最初の世界遺産「アユタヤ遺跡」は、戦争の傷跡が残るものの風化しない強さをもって佇んでいました。
バンコクから北に約80km、タイでは一番行きやすい世界遺産です。
トランジットの空き時間で来ましたが、他にもバンコク市内には行きたいところがいろいろあります。
ムエタイの殿堂、「ルンピニー」と「ラジャダムナン」の両スタジアムは必須です。
ラジャダムナンと言えば、外国人として初めてラジャダムナン王者になったキックボクサー藤原敏男先生は、はずせません。
2018年7月に偶然にもお会いしましたが、オーラが凄かった…足が悪いので杖をついていましたが、ローキックはできるという…
しかもキレが凄い。なんでやねん…???
追記:タイの田舎のトイレは有料なので、小銭を持っておいた方がいいです。
フィリピンの田舎もそうでした。確かロンドンのどこかも有料だった…どこだったか…???
その他の画像は動画にて公開
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有…
そして、帰国…またタイに行きタイ… 残るタイの世界遺産は4つ
迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産