世界遺産マンは福岡を拠点にしていますが、テレビ番組で「ちょっと福岡行ってきました」というのがあります。
それにかけて、2024年のパリオリンピックの4ヶ月前に、ちょっとフランス行ってきました!途中でスペインにも…
パリオリンピックは7月26日(金)開幕!! 1924年以来、100年振りの開催!
世界遺産、全部行ったら海賊王!
パリのセーヌ河岸
Paris, rives de la Seine
1991年登録
2024年3月21日〜
福岡から上海経由で花の都パリへ。地球の歩き方も、もちろん持参。
※各施設の入場料などは、2023年のデータよりかなり値上がりしていました。正確な金額等は各webサイトで要確認。
構成資産は、ノートル・ダム大聖堂、パンテオン、パレ・ロワイヤル、エッフェル塔、ルーブル美術館、シャイヨー宮、アンヴァリッド、グランパレ、オルセー美術館、サント・シャペル…他多数。
多すぎてわけわからなくなるので、行きたいところに行けばいいです。
まずは「ミュージアムパス」4日間77€ を出発前に日本で購入(オンライン)。行ったところの総額は100€を余裕で超えたので、必須アイテムです。
Un accès à plus de 50 musées et monuments de Paris et de la …
2024年3月21日
朝6時にシャルル・ド・ゴール空港へ到着。2018年12月以来の空港です。さっそく電車でパリ市内へ。
その前に空港内で寄付を集める怪しい女に遭遇。観光客ばかり狙っているようです。
ちょうど中国元のあまりがあったから寄付しましたが、少ないのでもっとくれと言う始末。善意の寄付を少ないと言うやつは100%インチキです。
観光地には必ず寄付を集める奴等がいますが、本当の寄付なのか確かめようがありません。今時の寄付はネットでやればいいので、相手にしなくていいでしょう。
そしてまず向かったのは、2019年に燃えたあの場所です。
ノートル・ダム大聖堂
ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味であり、聖母マリアを指している。
パリオリンピックには間に合わないが、2024年12月7日の再オープンを目指して修復中でした。
サンジェルマン・ロクセロワ教会
ルーブル美術館の前にあるサンジェルマン・ロクセロワ教会は、14世紀頃王家の公式な教会。
ノートルダム大聖堂の火災で生き残った聖母マリアとイエスの像が保管されています。
世界遺産に含まれているかは不明。
パンテオン
18世紀後半、サント=ジュヌヴィエーヴ教会として建設。その後、ジャン=ジャック・ルソーなどのフランスの偉人たちの墓所になった。
「パンテオン」はギリシア語で「諸神の家」という意味である。
フーコーの振り子の実験が行われた場所でもあり、現在も天井からつるされた振り子が1日の時を刻むよう展示されている。
2024年3月22日
サン・ジャックの塔
世界遺産フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路パリの起点であるサン・ジャックの塔。たまたまパリを歩いてたら辿り着いたのです。
※スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは別件
パリ市庁舎
3月なのでまだ準備中。パリ市庁舎は、パリ五輪のマラソンのスタート地点で五輪マークがたくさん飾られていました。
フランス革命の時には、処刑場がこの市庁舎前広場に設けられたようです。
マラソンはセーヌ川沿いを通り、ヴェルサイユ宮殿で折り返し、パリへ戻ってきます。
1789年に物価高騰で苦しむ女性たちが、ヴェルサイユ行進をして王に窮状を訴えた時のコースだそうです。
ルーブル美術館
収蔵品38万点以上。約3万5,000点が、総面積60600㎡の展示場所で公開。
入場者数世界一の美術館。年間入場者数は1,000万人以上!
さらにフランス東部のランスと、UAEのアブダビにも分館があるので、まさにどんだけ〜…
そんな超広大な美術館を、TBSの「世界遺産」でナレーションしている芸能人が一気に回ってみました(2024年春に鈴木亮平氏に交代)。
金曜日のみ9:00~21:45まで開いているので、朝から1日行くつもりが、13:30からしか予約が取れず…
しかし、滞在4時間で力尽きたとです。
地球の歩き方に載っていた必見の3つはなんとか見れましたが人だかりがすごい。特に「モナ・リザ」は100人くらいが常に群がっていたので、近寄るのも大変。
2024年3月23日
サント・シャペル
聖なる礼拝堂、サント・シャペル。予約が取れなかったので8:30に到着して並ぶこと1時間。
9時開場でしたが、9:30に入場できました。滞在時間は約30分。
ゴシック建築の教会堂として、頂点ともいえる傑作であり、パリで最も美しいステンドグラスは必見です。
ルイ9世が1239年から収集し始めた聖遺物を納めるために建設を命じたものである。
1239年、コンスタンティノープルの皇帝から購入したキリスト受難の貴重な聖遺物である荊冠がアーチの上に飾られている。
コンシェルジュリー
フランス革命の後、牢獄として使用された。
マリー・アントワネットが処刑される前に2か月半過ごした独房も再現されている。
オルセー美術館
オルセー美術館到着前に小雨が…寒い!着くとこれまた何百人か行列がいたが、ミュージアムパスがあったので10分ほど並んで入場。持ってて良かったミュージアムパス!
軽くカフェでランチして見学するも、ルーブル美術館と続けて見たので目に限界が…ゴッホの絵などもあったのにほとんどチラ見にて終了。写真もほとんど撮らず。と言うか撮れずに休憩。
やはり、過ぎたるは及ばざるが如し、詰め込み過ぎはよくありません。ルーブル美術館と日をあけるべきでした。
かろうじて撮ったミレーの超有名作。オルセーは、19世紀美術専門の美術館なので絵画ばかりです。常設展示で4000作品が展示してあります。
アンヴァリッド
オルセー美術館から歩いて1.5km。アンヴァリッドへ。
アンヴァリッドは、1706年に完成した金色のドーム型の王家の教会で、ルイ14世が傷痍軍人の受け入れ施設として造った建築物。現在でも一部は、軍事病院として現役の施設です。
フランスの英雄ナポレオンのお墓があります。吹き抜けになった107mの高さのドームの真下に5層の棺に覆われ安置されています。
1679年に完成した栄光の庭に面した兵士の教会は、美しく古典的な建築物です。現在はフランス軍の教会です。
建物の一部は軍事博物館として公開されており、ナポレオンのお墓と共通チケットで見学できます。ちょうど海軍(学校の生徒?)がたくさん来てました。
1704年設立の大砲博物館と、1889年に開館した軍事歴史博物館の2つを有し、世界屈指の軍事博物館です。
オリンピックではアーチェリーの会場のようです。
シャイヨー宮
1937年、万博の会場がシャイヨー宮です。2つの建物が並んでいます。海事・人類博物館はミュージアムパスが使えなかったので(行かずに)パス。建築文化財博物館はミュージアムパスOKでした。
そしてここには、火災を生き延びた「ノートルダムの奇跡の雄鶏」がいるのです。
小雨の中、大勢の人がダンスしていました。クレーンが邪魔なので、どくまで待っていたら晴れ間が…
天気は変わりやすく、しばらく晴れていましたが、凱旋門に着く頃には再び雨に…
凱旋門
周囲では何百人という群衆が撮影していました。しかし、横断歩道がないので辿り着けません…
移動していると地下通路への入口を発見!
辿り着いた時には大雨に!凱旋門の下に避難する人、逃げ帰る人など様々でした。
そして中に入ろうとしたら、かなりの行列が…
上がったとしてもこの悪天候では良い写真も望めず、雨が弱まったところでホテルへ帰宅。
3日間パリのセーヌ河岸を歩き回りました。
そして別件のため、いったんスペインのバルセロナへ。
そして1週間後の3月30日、再びパリへ戻り、まずはヴェルサイユ宮殿へ。
2024年4月1日
エッフェル塔
シャンゼリゼ通り
凱旋門とコンコルド広場をつなぐのが、シャンゼリゼ通り。
コンコルド広場
パリオリンピック、コンコルド広場の仮設会場では、BMX、ブレイキン、スケートボード、3×3バスケが開催。この時、仮設会場は少しだけできていました。
グラン・パレ
グランパレは1900年のパリ万博のメイン会場です。オリンピックでは、フェンシング、テコンドーの会場となる美術館です。
プティ・パレ
プティと言っても、豪華で立派な美術館です。グラン・パレと同じく1900年のパリ万博の会場です。
アレクサンドル3世橋
アレクサンドル3世橋は、パリで1番美しい橋と言われています。1900年のパリ万博に合わせて建設されたアール・ヌーボー様式の装飾を持つ派手な橋です。
世界遺産エリアには、23本も橋があるのです。そしてパリ五輪は、セーヌ川のオステルリッツ橋で入場行進が始まりました。
スケジュールを詰め込みすぎたので、目が痛いやら、お腹を壊すやら、なかなかハードな旅でした。しかし、これだけ見どころが集まっている世界遺産の都市は稀だと思います。
「たゆたえども、沈まず」。常に進化し続ける世界遺産パリ。円安が収まったらまた行くことでしょう。
Au revoir ! Paris !
迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産