【世界遺産2】海事都市グリニッジ(イギリス)

世界遺産、全部行ったら海賊王!

海事都市グリニッジ(Maritime Greenwich)
1997年登録

2015年9月20日

ロンドン2つ目の世界遺産「グリニッジ天文台」で有名な「海事都市グリニッジ
「港湾都市グリニッジ」とも言うようだが、どっちでもいいです。

朝から地下鉄でやってきて、1日で構成資産の4箇所を全部回りました。

海事都市グリニッジ

1.カティー・サーク(Catty Sark)
2.グリニッジ天文台(Royal Observatory, Greenwich)
3.ペインテッドホールと礼拝堂(=旧王立海軍学校 Old Royal Naval College)
4.英国国立海事博物館(National Maritime Museum)

 

1.カティー・サーク

(Catty Sark)

地下鉄の駅を出て、海の方へ歩くと大きな船が見えてきます。
19世紀の有名な船「カティー・サーク」です。

東インド会社が、中国とヨーロッパの貿易を独占していた時代が終わった1834年以降、中国の港で自由貿易が出来るようになると、イギリスの国民的飲物の「紅茶」をいかに早く「一番茶」として届けるかの熾烈な争いが始まりました。

このティーレースに参戦するため、紅茶輸送のための快速船が多数建造されました。この船が「ティークリッパーです。

カティー・サークは、現存する唯一の「ティークリッパー(紅茶輸送船)」です。

今は博物館になっているので、入ってみました。

カティー・サークの詳しい歴史はこちら

余談ですが、福岡市から北九州市の方へ向かう国道3号線沿いに「香椎」という場所があります。
そこに「CUTTY SARK」という名のバーがあります。行ったことはありませんが、ここロンドンのカティー・サークに行った後、気付きました。

船、イギリス、ビンテージの雰囲気のお洒落なバーのようです。機会があれば行ってみましょう。ロンドンの日々を思い出すかもしれません。

カティー・サーク(本物) 動画で見るとさらによくわかります。


2.グリニッジ天文台

(Royal Observatory, Greenwich)

1675年、イングランド国王「チャールズ2世」が設立した王立天文台。経度0度の「本初子午線」が通る世界の中心でございます。

初代天文台長ジョン・フラムスティード

行列が出来ていたのに、最初は気づきませんでした。そう、グリニッジ天文台旧本館北面の窓に向かうあの線こそが、「本初子午線」…ですが、実は以前のものです。

現在の「本初子午線」は、この窓の中心から東に約102.5mの位置を通過しているのです。

様々な時計が鎮座する博物館です。ここは世界の「経度」および「時刻の基準」を担っていた「世界の中心」なのです。

天文台の周辺は広大なグリニッジ公園です。ウォーキングする人、ランナー、犬の散歩する人、家族連れ、多くの人々の憩いの場でした。

しかし、4箇所の制覇を終わらせるために休む間もなく次に行くのであった…


3.ペインテッドホールと礼拝堂

(=旧王立海軍学校 Old Royal Naval College)

海賊映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」のロケ地です。
キャプテン・ジャック・スパロウはいなかったが、その美しさには圧倒されます。

今回のロンドン滞在中で、この日は最高に天気が良かったので、よい写真が撮れました。
さらにここは入場無料(2015年当時)!

シティ・オブ・ロンドンにある「聖パウロ大聖堂(St Paul’s Cathedral)」など、多数の教会を建造した「クリストファー・レン」によって建造され、1703~1869年までは「王立海軍病院」でした。

「ペインテッド・ホール」は、「旧王立海軍病院」の敷地内にある「キング ウィリアム コート(King William Court)」の中に設計されたバロック様式のホールです。

「王立海軍病院」から、1873~1998年には「王立海軍学校」になり、そして現在は大学として使われています。

この巨大な壁画と天井画が、最大の見所です。彫像のようにも見える立体感のある素晴らしい作品です。作者はバロック画家で、英国人芸術家として初めてナイトの称号を授与された「ジェームズ・ソーンヒル」です。

1707~1726年の19年という長い年月をかけて天井画を完成させました。1718年には宮廷画家になっています。

礼拝堂

礼拝堂は、「クイーン・メアリー・コート」にあります。美しい天井画は、ウエッジウッドに影響を与えたと言われています。そう言えばデザインが似ています…

火災で焼失したため、イギリスの新古典主義の建築家で、「グリーク・リヴァイバル」で有名な「ジェームズ・スチュアート」によって再建されています。

音響効果も高いため、トリニティー音楽院によるコンサートなどのイベントにも使われるそうです。

新古典主義の画家「ベンジャミン・ウエスト」が描いた祭壇画は、18世紀の歴史画の最高傑作とも言われているようです。

「旧王立海軍病院」について、詳しくは、


4.英国国立海事博物館

(National Maritime Museum)

1998年まで国立海軍学校でした。大英帝国海軍の歴史が、なんと無料で丸わかりです。
海賊王を目指す人には必見!

ネルソンズ・ネイビー」ネルソン提督が「トラファルガーの海戦」で着ていた軍服

初代ネルソン子爵ホレーショ・ネルソン(Horatio Nelson, 1st Viscount Nelson )
イギリス最大の英雄として有名なイギリス海軍提督(Admiral)。「アメリカ独立戦争」、「ナポレオン戦争」などでも活躍し、「アブキール湾の戦い」でフランス艦隊を破り、ナポレオン戦争期間における最大規模の海戦「トラファルガー海戦」でも、フランス・スペイン連合艦隊を破って勝利し、ナポレオンによる制海権獲得・英本土侵攻を阻止したが、トラファルガーの海戦で戦死。

インド大反乱(Indian Rebellion)の歴史
1857~58年にインドでイギリスの植民地支配に対する大反乱が起きています。昔、「セポイの乱」というのは聞いたことがあります。セポイ(sepoy)=東インド会社が編成したインド人傭兵のことです。

この反乱の失敗によって「ムガル帝国」が消滅。ムガル(ムガール)帝国は、インドの世界遺産によく出てくる名前です。そして、皇帝「バハードゥル・シャー2世」は、廃位されてビルマに流刑となり、反乱は収束。イギリス政府は、東インド会社を解散させ、インドを直接統治。

1858年には「インド統治法」を制定し、1877年にはヴィクトリア女王を皇帝とする「インド帝国」の成立を宣言し、イギリス政府が第二次世界大戦後の1947年までインド(パキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、スリランカも含む)を統治することとなった。

クィーンズ・ハウスは、定休日でした…

さて、グリニッジからは、テムズ川下りを体験できます。そしてその行先は、なんと次の世界遺産「ロンドン塔」があるエリア。そう、これは乗るしかありません。自動券売機で券を買うわけですが、画面に「PIN」という単語が出てきます。しかし、ピンと来ません。何だこのピンは?

そしてようやく気付きました。クレジットカードで券を購入しようとしていたので、PINとは「暗証番号」のことでした。こんなことも知らずによく海外へ来たもんだ…

川下りを終えると、そこはロンドン塔だった…

迷わず行けよ、行けばわかるさ、世界遺産

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