「世界遺産委員会」 世界遺産を決める年に一度の世界会議

さて、年々増え続ける世界遺産ですが、増えればいいってもんではありません。結局、人間が行っている作業なので、うまくいかないこともあれば衝突もあるようです。

以下、世界遺産アカデミーの研究員ブログより一部引用しています。

2017年の第41回世界遺産委員会(ポーランド・クラクフ)での話です。

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普通、世界遺産委員会の最終日に、翌年の世界遺産委員会の場所が決まるのですが、今回はそれが決まらず、11月のパリのユネスコ本部での会議まで先送りされました。

次回の世界遺産委員会の開催地を引き受けるという、公式な立候補がなかったためですが、それならば、パリのユネスコ本部で開催しては? というカナダ代表の質問に対し、ユネスコは

「世界遺産委員会を開催するお金がない」

と答えたのです。 ユネスコの、世界遺産活動の資金はかなり厳しい状態にあります。

パレスチナ関連により、最大の分担金拠出国であったアメリカ合衆国が、2011年以降、分担金の拠出を停止しているだけでなく、イスラエルも同時に拠出を停止しています。

分担金の拠出に関しては、各国様々な理由があると思いますが、文化活動にお金をかける、という意識がないと、ユネスコの活動は立ち行かなくなると思います。

ユネスコ自身も改善していかなければならない点は少なくないですが、ユネスコの活動が滞ると困るのは加盟国のはずです。

加盟国が困るというのは、世界遺産をもつ地域の人々にも影響があります。

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上記を読んで思ったのは…お金がない???

とても国連機関が発言するような言葉ではありません。正当な手段で活動資金を得るために、その道のエキスパートを雇うとか、投資家に協力を仰ぐとか、いくらでも方法はあるはずです。

しかし、 2018年6月24日~7月4日、第42回世界遺産委員会は、バーレーンの首都マナーマで無事開催され、文化遺産13件、自然遺産3件、複合遺産3件の計19件が登録されたことで、世界遺産リスト登録物件の総数は、1,092件となりました。

まだまだどんどん増えております。2000件まではいきそうですが、あと50年くらいはかかるでしょう。やはり不老不死の桃が…

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