世界遺産 全部行ったら 海賊王!

東京オリンピック Tokyo 2020s +1

東京オリンピック延期

2020年7月24日に、東京オリンピックは開会式の予定でした。

2020年の年明け頃には、まさかオリンピックがコロナで延期とは、世界中の誰もが夢にも思わなかったはずです。

池江選手の感動のスピーチ

スポーツ選手にとって、オリンピック出場は悲願であり、金メダルともなれば最高の栄誉です。果たして開催できるのか、できないのか?

1920年のベルギーでのアントワープ大会ではスペイン風邪が猛威をふるっていた中での開催だったようです。

1980年のモスクワ大会では、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して日本などは不参加でした。

現在の日本オリンピック委員会の山下泰裕会長は、その影響で出場できなかった苦い経験を持っています。

日本だけが収束すればいいという話ではなく、もはや第三次世界大戦…人類対ウイルスの戦争なのです。

東京オリンピック 2021

7月23日に開幕した東京オリンピックは、観客がいないとは言え感動の開会式でした。

プロジェクションマッピングとダンサーの融合などはすごく良かったと思います。

もちろん全てが完璧で最高だったわけではありませんが、厳しい状況の中でよく開催できました。

批判も多かったようですが、文句だけなら誰でも言えるのです。

コロナ禍だからこそ、熱や温かさ、人と人とのつながりが、より身に染みてわかるような大会になるのかもしれません。

開会式の選手入場の前に、直径4メートルの5つの大きな木の輪が登場しました。

1964年の東京オリンピックの時に、各国の選手団が持ち寄った種から育てた木の間伐材が使用されています。

そして、この木の輪で五輪マークを形成。見事な前回オリンピックとのつながりでした。

東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクター「ミライトワ」と「ソメイティ」の作者谷口亮さんは福岡のイラストレーターです。

そして国家斉唱は、福岡出身の歌手MISIA…すごいじゃないか福岡!

ミライトワとソメイティ

開会式では、知らない、聞いたことがない国もいくつか登場しました。国名が変わった国もありました。そして気づいたのは…

ドミニカとドミニカ共和国…

サモアとアメリカ領サモア…

ややこしい…

変わったといえば、競技でもシンクロナイズドスイミングがアーティスティックスイミングに変わったようです。

選手入場の音楽は、まさかのドラクエやファイナルファンタジー!

さて、おそらく最も話題になったのは、開会式の後半で会場上空に現れた巨大な五輪エンブレム!

その正体は1824体のドローンの集合体でした。その後、形を変えて地球の姿に…!

この辺の演出はさすがに素晴らしいものでした。アクシデントやトラブルがなくてよかったです。

このドローン地球のアイデアは、いずれどうにかして使ってみたい。

面白かったピクトグラムのパントマイムは、短い時間でよくがんばりました。

コロナが完全に収束した後は、再びインバウンドのリバウンドが必ず起きるでしょう。

…日はまた昇るのです。

60kg以上あったという衣装をまとっての海老蔵さんの「しばらく」の演出など、音楽や伝統芸能も含めスポーツとの融合が究極のアートの集大成となったようです。

今回の映像技術はパナソニック、聖火台にはトヨタの技術が使われたようです。聖火台のデザインも日本人デザイナーによるもの。

聖火ランナーとして最後に登場した大坂なおみさんが点火した聖火台、 左右に開いたあれは人力で動かしたそうです。

聖火の燃料には世界初、エネオスの水素が使われました。しかし水素は無色のために、きちんとした赤い炎を表現するために様々な工夫がこらされたとのこと。

熱戦を繰り広げた卓球。今回の卓球台には、国の無形文化財「輪島塗」の技術が使われていたとのこと。

しかしこういう事はきちんと取り上げないと試合を見てるだけでは全く判りません。

オリンピックは世界最大のスポーツの祭典であり、超人たちのお祭りです。

映画でも漫画でもフィクションでも特撮でもない現実世界での超人アスリートのライブの戦いです。

コロナで世界へ旅立つことはできませんが、世界中の最高のアスリートが東京オリンピックで来日。

直に見ることができなかったのが心残りですが、いろいろなスポーツ、アスリートを見ることができてよかったです。

2654台の大会関係車両の9割がエコカー、表彰台はアップサイクルされたプラスチックゴミ、プラカードは再生ペットボトル。

メダルはリサイクル金属製、100%リサイクル金属製は史上初と言うことで、様々なところでSDGsを意識した取り組みが見られます。

開会式競技閉会式までこんなにたくさんスポーツ競技を見たのは初めてです。

競技が多すぎてもちろん全部は見れませんでしたが、特に印象に残ったのは

柔道、卓球、レスリング、水泳、体操、新体操、スポーツクライミング、ボクシング、アーティスティックスイミング…

伝統的な競技もあれば、新しく採用されたニュースポーツもありました。

スポーツクライミングは、世界遺産の山に登る時に必要な技術。

不可能だった事が可能になったり、超えられるはずがないと思った記録を超えて行ったり、人間の持つ可能性がどんどん大きくなっていきました。

競技の道具や、スポーツウェアの進化、映像技術などの進化もあり、今後ますます素晴らしいものになっていくでしょう。

これほど世界中から様々な人が集まるイベントは滅多にありません。

コロナ禍、猛暑、台風の中でよく開催できたと思います。しかし始まってみればあっという間の18日間でした。

そしてパラリンピックに続きます。

スポーツに花を添える映像美と音楽もまた素晴らしかったです。

閉会式でマラソンの表彰式があることも初めて知りました。

2024年次回大会は、世界遺産パリ!

ライブでパリとつないだ映像、フランス空軍がフランス国旗を形作っていました。

何とか東京オリンピックを中止せずにパリオリンピックにつなぐことができました。

グラン・パレでフェンシングやテコンドーが!?

始まりがあれば終わりもあります。東京オリンピックが終わるとパラリンピックが始まります。

そしてパリ…の前に北京があります。冬季オリンピックです。

コロナ禍も必ず終わります。

近代オリンピック

近代オリンピックの歴史は、フランス人のピエール・ド・クーベルタン男爵によって始められます。

1894年6月、パリの万国博覧会に際して開かれたスポーツ競技者連合の会議で、 オリンピック復興計画を議題に挙げ、満場一致で可決されてから始まりました。

第1回大会は、1896年、古代オリンピックの故郷オリンピアのあるギリシャ・アテネで開催。

「オリンピックの理想は人間を作ること、つまり参加までの過程が大事であり、オリンピックに参加することは人と付き合うこと、すなわち世界平和の意味を含んでいる」

「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」などの理想を掲げて、今日まで続いているのです。

参加することに意義があるのなら、開催することにも意義があるはずです。儲かるとか儲からないとかいう話ではないはずです。

古代オリンピックと世界遺産

1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」。

これに基づいて「世界遺産リスト」に記載されている「顕著な普遍的価値」を有する自然や生態系保存地域、文化財、遺跡などが「世界遺産」です。

世界遺産を知ることで、地球環境保護や異文化の理解と尊重につながり、共生や世界平和への道に続くと思えば、スポーツの祭典オリンピックとも重なるような気がします。

なお、古代オリンピック発祥の地は、「オリンピアの考古遺跡(ギリシャ)」として、1989年に世界文化遺産に登録されています。

ギリシャ アテネの地図
Greece Athens

この古代オリンピック競技会は、紀元前776年開始で、ローマ皇帝・テオドシウス1世によって禁止される紀元後393年まで、開催が続けられたようです。

ということは、1000年以上???

オリンピックも世界遺産も、単に観光客を集めて大騒ぎするようなものではなく、歴史や理念、理想などを深く知ると、より良い方に発展していくと思います。

東京オリンピック1964

前回の東京オリンピックは1964年秋に開催。2020年からだと56年も前の話です。

近代オリンピックとしては18回目、パラリンピックは2回目の開催でした。

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社
東京オリンピック記念特集号 国際情報社

第二次世界大戦終了からわずか19年、アジアでは初の開催だったのが東京オリンピックです。

国際情報社の「東京オリンピック記念特集号」に当時の様子が記されています。

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社
東京オリンピック1964の開催式は10月10日

8万人の大観衆。そしてこの快晴。「世界はひとつ」…すばらしいスローガンです。

10月10日の開会式は、その後「体育の日」となりました。

8月の東京は暑すぎることと、9月は台風が多いことなどから10月開催となったようです。

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社

日本人の金メダル第一号は、三宅義信氏。女子選手、三宅宏美さんの伯父です。

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社

現在の天皇陛下が、まだ子供の頃の話です。

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社
裸足の帝王アベベ

1964年は、私の生まれる遥か昔ですが、このアベベの伝説は知っています。

エチオピアのアベベは、ローマ大会(1960)のマラソン金メダリスト。しかも裸足で…

エチオピアは1937~1941年までイタリアに占領されていたので、そのエチオピア人がイタリアのローマオリンピックで金メダル。

そして東京オリンピックでは靴をはいて優勝。マラソン史上初の五輪二連覇を達成!

東京オリンピック1964記念特集冊子 国際情報社
閉会式

国や人種や宗教などで争いが絶えませんが、スポーツという平和の競争は絶対に人類に必要なものです。

世界各国オリンピックポスター集
世界各国オリンピックポスター集

東京オリンピック1964と、それ以前のポスターを集めたポスター集。

過去のオリンピックポスター
ストックホルム五輪とロンドン五輪1948

左のロンドンオリンピック1948のポスターには、世界遺産ウエストミンスター宮殿。

世界遺産マン道【 The World Heritage Man 】

イギリスの「国会議事堂」でもあるウエストミンスター宮殿に潜入してきました。 11世紀にエドワード王(懺悔王・証聖王)によ…

パンデミックとオリンピック

次回2024年のパリ大会開催までに、新型コロナウィルスのパンデミックが終息するかどうか…それが問題だ。

to be continued…